Tokyo International Association for
Gastroenterological Endoscopy Promotion (TIGE)

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当社団法人設立の目的

当法人は、日本の医療国際化の適正な発展と振興に資する活動を行うものとし、
国内外の医療機関との連携、運営支援及び人材・技術の交流を通じて、
日本及び医療交流をする相手国の消化器内視鏡および
臨床病理の相互の医療水準の向上に寄与することを目的とする。

代表理事ご挨拶

 消化器内視鏡医療は歴史的に、病変をみつけて生検診断するという内視鏡から,粘膜癌を切除するEMR/ESDへと進化し,さらに粘膜下層内視鏡(Submucosal endoscopy),内視鏡的全層切除法へと低侵襲医療の一分野に成長しました。その結果、胃がんや大腸がんなど一部のがんで早期発見、早期治療が可能となり、がん患者に多くの希望を与えています。このような従来の消化器疾患診療を変貌させつつある内視鏡医療の目覚ましい発展過程において、日本は早期胃癌の研究にはじまり,ERCP,EMR の開発,拡大内視鏡診断,IEE (Image-enhanced endoscopy)の普及,ESD,ダブルバルーン内視鏡,POEMの開発などで世界をけん引し、その輝かしい業績は世界に冠たるものであります。

 消化器内視鏡医療の主な対象、特に胃がんは、全体の4分の3をアジアの国々が占めており、そのうち8割が中国や韓国、日本を含む東アジアからの発症であることから、消化器内視鏡医療の普及が中国を始め東アジアの国々でより切実であり、需要が極めて高いと思います。

 国・学会のレベルではこれまで、日本消化器内視鏡学会では国際事業として,アジアの発展途上国の当該国で消化器内視鏡指導者の育成を支援するためにJGES “STARS”(JGES Supports Training of Asian Rising Stars)プログラムを開催し、その他にも、米国,欧州,韓国や中国をはじめとしたアジア諸国,ロシア,ブラジルなどとのジョイントシンポジウムやハンズオンコースなど様々な機会で,色々な形の国際貢献を行ってきました。

 このような追い風の情勢の中、本協会も微力ながら日本消化器内視鏡学会の活動に添えるような形で力限りの国際貢献を行いたいと考えております。まだまだ始まったばかりではありますが、“舍己施人,善不図報”を座右の銘とし、現地の医療現場における細かなニーズに応じて、迅速且つ恒常的なサポートをできるよう取り組んでまいります。今後はさらに病理診断を巡る様々な“溝”の解消に努めるような消化器内視鏡診療の交流を目指し、北京など海外に活動拠点となる医療機関の設立を計画しています。

 ご声援をよろしくお願い申し上げます。

代表理事:相馬 寧

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